
- 「ウルトラセブンX」第四話を観る。これがまた、良くできていて驚いた。ツッコミとボケを併せ持つ女性が入ると、テンポが良くなるわけか。表現方法や内容としては「光る眼」だったが、ひとえに「S」の魅力に支えられ、通常の三倍面白く見られたのは事実。目新しさはなくても、堅実ではずしのない脚本も見事で、太田愛氏は、平成ウルトラを代表する脚本家だとあらためて思う。深く考察した探求本が出てもいいくらいだ。誰かださないかな。
- セブンの登場はいつもながら短時間精鋭で、矮小な人間的コミュニケーションもなく、ためらいなく相手を潰す快感が素晴らしい。登場から勝利までのカタルシスは、往年の「セブン」以来だと個人的には思っている。ヒーローはどこからともなく現れ、素早く敵を倒し、去っていく。ダラダラ人間と会話したり、ピンチの連続だったりはしないものだ。
- 出だしで躓きかけたこの番組を個人的に救ったのは、エンディングだと思う。このエンディングがあったから、二話、三話と見つづける気になった。前半部が多少退屈でも、エンディングの余韻を楽しみたくて、視聴を続ける……こともある。
- 「セブンX」とはまた別に、今季の最高ドラマ「モップガール」。主演の人がかってセーラーマーズであったことに気づく。緩いうえ、直球しか投げられないドラマ作りだが、それでもとても痛快で面白い。下手に「泣き」要素を盛りこんでいない点も評価。「ダメなネガティブキャラを痛快に描くには、こうするのだよ」ということを、良い点が一つもない朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」に教えてあげてください。「ちりとてちん」を見ていると、ダメでネガティブな主人公と一緒に、気分が沈みこんでいくのです。