怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

米朝師匠逝く

 

  • 謹んでご冥福をお祈りいたします。

上方落語の復興に力を尽くし、落語家として初めて文化勲章を受章した三代目桂米朝(かつら・べいちょう、本名・中川清=なかがわ・きよし)さんが19日午後7時41分、肺炎のため死去した。89歳だった。告別式は25日午前11時、大阪府吹田市桃山台5の3の10の公益社千里会館。喪主は長男の落語家、桂米団治さん。葬儀委員長は田中秀武・米朝事務所会長。
 現在の中国・大連市で生まれ、兵庫県姫路市で育った。大東文化学院(現大東文化大)在学中の1943年から寄席研究家で作家の正岡容(いるる)に師事。上方落語界をもり立てようと、47年に四代目桂米団治に入門した。
「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」や「算段の平兵衛」など、長く埋もれていた上方の噺を次々に復活せ、持ちネタは130を超えた。
 丹念な時代考証や人物の分析、端正な語り口で他の追随を許さない芸風を確立した。
 東京の五代目柳家小さん(故人)に続き96年、人間国宝に。2009年、文化勲章。桂ざこばさんら大所帯の一門を率い、桂枝雀、桂吉朝(ともに故人)ら個性豊かな弟子を育てたが、近年は脳梗塞などもあり高座から遠ざかっていた。
 「米朝落語全集」(全7巻)のほか、著書に「落語と私」「上方落語ノート」(全4巻)「桂米朝集成」(同)など。