- ワンフェス怪獣雑感。
- まず驚くのは、ウルトラ第二期の充実ぶりだ。今まで定番中の定番であった「Q・マン・セブン」の怪獣、宇宙人なんて数えるほど。対して、「エース」、「レオ」、特に「レオ」はすごかった。「ブラック指令」にはじまり「ノーバ」、「アトランタ星人」「ババルウ星人」「バーミン星人」など。「アンタレス」にいたっては、大中小、四つくらい見た。エースは「ユニタング」に「ガラン」、帰ってきたウルトラマンも、「デットン」や「ミステラー星人」……。
- ゴジラ、ガメラ関係もいわゆる「平成」シリーズがいっぱい。「ビオランテ」は相変わらず元気だし、「ガメラ」もたくさんあった。ゴジラといえば、「初代」「キンゴジ」「モスゴジ」の時代は完全に過去のものとなった。
- とにかく「世代」が変わったなという空気をひしひしと感じた。ディーラーさんに若い方が増えてきた影響が大きいのだろう。私は随分前、2010年くらいには、怪獣ガレージキットなんて無くなっていると予想した。まさか、こんな形でずっと続いているなんてなぁ。うれしい大誤算。
- もう一つ、今回会場を見て回って感じたのは、怪獣ガレージキットの表現の幅が少しずつ広がっていること。独断と偏見でまとめるなら、「デフォルメ」「アレンジ」「ヘッドモデル」になるだろうか。どれも以前からあった表現だけれど、今回はディーラーさんの個性と上手く結びついて、「おっ!」と思わず立ち止まる作品が多かった。申し訳ないが、私はすごく保守的な怪獣好きなので、自分の買い物リストにそれらを入れることはないけれど、怪獣ガレージキットの新たな可能性だ。思いの向くまま、ジャンジャンやっていって欲しい。
- 果てしなく求められる再現性、大型化などで袋小路にはまりつつあった怪獣ガレージキットも、新しい力によって再び自由度を取り戻せたように思う。そんなことを強く感じたワンフェスだった。
- やっぱり、怪獣のガレージキットはいいなぁ。ワンフェスは楽しいなぁ。