怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

ワンフェス怪獣雑感

  • ワンフェス怪獣雑感。
  • まず驚くのは、ウルトラ第二期の充実ぶりだ。今まで定番中の定番であった「Q・マン・セブン」の怪獣、宇宙人なんて数えるほど。対して、「エース」、「レオ」、特に「レオ」はすごかった。「ブラック指令」にはじまり「ノーバ」、「アトランタ星人」「ババルウ星人」「バーミン星人」など。「アンタレス」にいたっては、大中小、四つくらい見た。エースは「ユニタング」に「ガラン」、帰ってきたウルトラマンも、「デットン」や「ミステラー星人」……。
  • ゴジラ、ガメラ関係もいわゆる「平成」シリーズがいっぱい。「ビオランテ」は相変わらず元気だし、「ガメラ」もたくさんあった。ゴジラといえば、「初代」「キンゴジ」「モスゴジ」の時代は完全に過去のものとなった。
  • とにかく「世代」が変わったなという空気をひしひしと感じた。ディーラーさんに若い方が増えてきた影響が大きいのだろう。私は随分前、2010年くらいには、怪獣ガレージキットなんて無くなっていると予想した。まさか、こんな形でずっと続いているなんてなぁ。うれしい大誤算。
  • もう一つ、今回会場を見て回って感じたのは、怪獣ガレージキットの表現の幅が少しずつ広がっていること。独断と偏見でまとめるなら、「デフォルメ」「アレンジ」「ヘッドモデル」になるだろうか。どれも以前からあった表現だけれど、今回はディーラーさんの個性と上手く結びついて、「おっ!」と思わず立ち止まる作品が多かった。申し訳ないが、私はすごく保守的な怪獣好きなので、自分の買い物リストにそれらを入れることはないけれど、怪獣ガレージキットの新たな可能性だ。思いの向くまま、ジャンジャンやっていって欲しい。
  • 果てしなく求められる再現性、大型化などで袋小路にはまりつつあった怪獣ガレージキットも、新しい力によって再び自由度を取り戻せたように思う。そんなことを強く感じたワンフェスだった。
  • やっぱり、怪獣のガレージキットはいいなぁ。ワンフェスは楽しいなぁ。