柳家さん喬 鴻池の犬
東京の落語だけれど、鴻池の犬。子犬が捨てられるのは江戸。クロがもらわれていくのは大阪船場。上方落語だと、子犬がもらわれていくまでの状況が、聞かせどころで、特に捨て犬で儲けたなんて言われたくないと言う商人の人情と気概を見せるところが大好きなのだが、こちらはその辺あっさりで、そのかわりさん喬師オリジナルと思われる東京から大阪までのシロの旅が聞かせどころ。いずれにしても、癒しの名人落語家としての聴きどころ大爆発であり、この暖かさと豊かさは、さん喬師でなければだす事はできない。
怪獣万歳!