怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

中野のお父さんの快刀乱麻

  • 「中野のお父さんの快刀乱麻」。お目当ては「古今亭志ん生の天衣無縫」で「つるつる」「大工調べ」の「穴をふさぐ」に「ああ!」と。「時そば」で屋台の屋号が「はずれ屋」。なぜそんな屋号なのか前々から不思議だったのだが、先般聞いた高座で「食あたりをださないため」と一言あって「ああ!」と。
  • 「花筏」でも、終盤の取り組み、いくら恐怖にかられているとはいえ、素人にポンと押されたくらいで引っくり返るだろうかと思っていたのだが、ある高座では突きだした手の指が一瞬、目に入ると。その痛みで後ろにひっくり返り、すぐには起きられなかったと。
  • 実はどちらも三遊亭兼好師の高座。私が聴いてきたのは上方落語であったので、江戸落語ではもともとこうだったのかもしれないが。兼好師、昨日も配信で「お見立て」を聴いた。古今亭志ん朝師の「お見立て」が大好きなのだが、久しぶりにそれに匹敵する面白さ。お茶が熱いところでは涙を流して笑った。
  • 「朝顔に釣瓶とられてもらひ水」を知ったのは、フジ三太郎の4コマ「朝顔に車とられてバスで来る」だった。たしか、フジ三太郎だったはず。 「カムチャッカ支店」も楽しい。桂枝雀師の「崇徳院」で「マエダさん、かわいそうに、昨日、カムチャッカに発たはりました」で、心に刻まれた。