怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

「未明の砦」(太田愛)

  •  初めてお名前を意識したのは、ウルトラマンガイアの「遠い町・ウクバール」(平成ウルトラ三部作の中でもトップ5に入る)。「相棒」では他の脚本家が明らかに手こずっている中、一番、見事に二代目相棒、神戸尊を動かしておられた。小説を書かれてからもずっとファンでミステリーの著作は全て読んでいるはず。そして本作で大薮春彦賞! 帯に共謀罪とあるが、本作のテーマは、その程度におさまらない。よくぞ書いてくれましたと思う。