怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

「僕たちの青春はちょっとだけ特別」(雨井湖音)と警視庁物語 「追跡七十三時間」

  • 読書

「僕たちの青春はちょっとだけ特別」(雨井湖音)。舞台となっている学園やキャラクターは無論、謎と解決が、これまた素晴らしい。第三章の余韻もいい。どの新人賞でも受賞級との話も聞くが、この作品は「東京創元社×カクヨム」だからこそ誕生した傑作だと思う。彼らの夏休みの冒険も読んでみたい。

 

  • 警視庁物語

「追跡七十三時間」

午前一時過ぎ、終夜営業のガソリンスタンドで従業員が射殺され、売上金35200円が盗まれた。当夜、最後に給油したのは、東洋タクシーの車。タクシー会社を当たる刑事たちだったが、まもなく、八ツ山下で運転手の射殺体が見つかる。犯人は運転手を殺してタクシーを奪い、その車を使ってガソリンスタンドで強盗殺人を行ったらしい。その後、乗り捨てられたタクシー車両が発見。傍に遺棄された運転帽からは、左手の血紋が検出された。やがて二人を撃ったのは、同じ米軍軍用拳銃であると判明。しかも三日前、同じ拳銃が上野署管内で倉庫破りに使われた事も判る。しかし、倉庫破りの犯人は逃走時、警官に撃たれ怪我をしているらしい。怪我を負った者が、ガソリンスタンドを襲う事ができるのか。やがて軍用拳銃は米軍将校宅から盗まれたものと判明。刑事たちは銃を盗んだ窃盗犯、そしてその販売ルートから犯人を追い詰めていく。上野の路上詐欺師から焼き鳥キャバレーのゲンさんまでが実に趣深い。焼き鳥キャバレーよ。焼き鳥食べながら、女性がお酌してくれて、ステージでは大きな桃から薄着の女性が出てきて、テーブル回ってくれるの。MCのゲンさんも味があって最高。今回はもう焼き鳥キャバレーにつきるな。ところで、潜りの医者、花沢徳衛でしょう? あんた、前の二作で刑事やってたじゃないの。適当な配役だなぁ。山本燐一もチョビ髭はやしてハンサムダンディ風に出てくるもんだから、違和感バリバリで、ちょっと笑ってしまう。なんたって、彼はワンセブンの坊さん。配役で加藤嘉とあって、いつあの加藤嘉が出て来るのかとワクワクしていたら、もの凄く待たされて出てきた。1956年なのに、見た目はあの加藤嘉で、でも、すごくエネルギッシュで若々しい役どころで、何だかトワイライトゾーンみたいだった。毎回毎回、お軽いあんちゃんを演じさせられる宮川刑事のたどたどしい演技もちょっと好き。でも宮川刑事は次作が最後なんだなぁ。本日の谷本小夜子は旅館の女中さん。

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  • 保険証廃止絶対反対

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