怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

超時空落語と問診

  • NHKで放送されていた、「柳家小さん、花緑 超時空落語」を見る。高座の横にスクリーンを張り、そこに小さん師匠のビデオを投影。孫である花緑と共演させるという趣向である。「粗忽長家」「二人旅」では、ビデオを編集、小さん師匠と花緑が会話をする形で噺が進んでいく。えー、あまり辛辣なことは言いたくないが、よくもまあ、こんな大それたことができたものと、悪い意味で感心する。小さん師匠のパートは聴いていて心地よく、あの丸い顔を拝んでいるだけで幸せな心持ち。それが突然、花緑の声と姿に変わる。血の繋がりはあるだろうが、芸の落差は天と地であり、到底、同一線上で聴ける代物ではない。「ああ、ずっと小さん師匠で聴かせてくれ」と神に祈ったのは私だけだろうか。
  • 小さん師匠の芸談が少し入っていたのは、収穫。「粗忽長家」のポイントは「死んでるよ」という言葉だとか、「人物の演じ分けが『声色』になってはいけない。腹の底から人物になりきらないと……」など。
  • 午前中はインフルエンザの予防接種に行く。接種には医師の問診が必要なので、待合室で待つ。軽く二時間待った。挙げ句、診察室の前で問診票を渡され、看護師さんが「これで大丈夫だと先生がおっしゃってますから、受けちゃってください」。二時間待って、先生の顔も見られずかい。注射は全然、痛くなかった。素晴らしい。
  • 午後は俳優の齋藤出海氏が来る。先週、私が録画しそこねた「ウルトラマンネクサス」のデーターを持って来てくれたのだ。ありがたや。「セブンデイズ」の素晴らしさについて語り「テキサスレンジャー」の素晴らしさについて語り、「CSIニューヨークが始まったのだから、CSIテキサスも作るべきだ」と語る。