- 埼京線に乗っていたら、男性がドアに傘を挟まれた。新宿駅で駆け込み乗車しようとして、傘の先をドアにねじ込んだらしい。ホームの男性は傘をひっこ抜こうとしたが、無常にも傘は先端からぽきりと折れ、ドアは閉まりきらないまま。少ししてようやくドアが開き、傘の先端は車内に。男性は謝りながら、乗車した。さて、そこから車掌の逆襲が始まる。
「ドアに傘が挟まりました関係で確認作業を行っておりました。そのため出発が遅れたこと、お詫びいたしまーす」
「ドアに傘を差しこむ行為は大変危険です。列車遅延の原因ともなります。絶対にお止めください」
「新宿駅でドアに傘が挟まりました関係で、遅れて運行しております」
「当列車、新宿駅で傘が挟まり、若干の遅れをもって運転しておりましたが、渋谷駅には定刻通り到着しておりまーす」
- 生き地獄とは、まさにこのことを言うのだろう。当該男性は私の目の前に立っていたのだが、可哀想すぎて目を合わせられなかった。
- 皆さん、傘は何があっても、先端が折れないものを買いましょう。