怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

エレファント・パーク 1

  • 今回のラオスの主目的は、エレファント・パークで象に乗り、象使いの証明書をもらうこと。そう、最終目標は「象を魅かれた容疑者」の執筆である。
  • ということで、翌朝は6時起き、7時出発でエレファント・パークへ。途中、道が悪いと聞いていたが、本当にすごい。未舗装で凸凹。見た目はそうでもないのだが、いざ走ると車は激しいバウンド。アクション映画で「口を閉じてろ、舌を噛むぞ」というセリフがあるけど、「そんな馬鹿な」と思っていた私をお許し下さい。たしかに、噛む。
  • 当初、エレファント・パークでは、午前中、象に乗る予定は記載されていなかった。おそらく象との触れ合い、象に乗るためのテクニックなどを学ぶのであろうと思っていたのだが、8時パーク着。すぐに専用のユニフォームに着替えさせられ、8時半に、「チョコラ」という五歳のメスの象と対面。その五分後には、チョコラの背中に乗っていた……。恐るべしラオス。
  • 象には鞍もなく、手綱もない。ただ首の上に乗るだけ。高さは3メートルほど。二階のベランダくらいに、何の手がかりもなく、またがっている状態。そして象は動く。象の歩みに合わせ、背中は激しく左右にぶれる。頼りは股のしめつけだけ。内股に力をこめ、象を両側から挟むのだ。命がけ。地獄。
  • そして、象は悠々と森の中へ。むろん、私を乗せたまま。

f:id:Muho:20190226084135j:plain

f:id:Muho:20190226084301j:plain

f:id:Muho:20190226084310j:plain

f:id:Muho:20190226084339j:plain

f:id:Muho:20190226085032j:plain