怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

百戦錬磨

  • 引っ越しはつづく。地獄。
  • 自力でのパッキングを諦め、引っ越し屋さんに依頼。
  • 本日はパッキング日。これでも私、今までに都合、十回以上引っ越しをしてきた、そこそこの手練れである。さあて、プロのお手並みを拝見しよう、フフフと思っていたら、予定時刻九時きっかりにやってきたのは、一見しただけで百戦錬磨と判るおばちゃんたち六人であった。

「あら、資材がぜんぜんないわぁ」

「ちょっと電話!」

「五分で持ってくるそうよ」

「じゃあ、ちょっと着替えさせてもらうわね」

  • おばちゃんたち、怖すぎ。 全部屋同時に行うため、私は居場所がない。おばちゃんたちの邪魔にならないよう、脱衣所の隅で丸くなっていた。
  • おばちゃんたちは、昼休憩も含め、三時間ほどで、仏壇の位牌に至るまでをきっちり梱包し、砂嵐のように去っていった。 ああ、怖かった。
  • しかし、いかなおばちゃんたちも、書斎に持って行く荷物の30箱が、サンダーバード秘密基地のキットだとは気がつくまいて。