- 北野武監督「アキレスと亀」を見る。たくさんの人が死ぬ、ものすごい映画だった。終末的だった。晩年の伊丹十三の作品に似た、不吉なものすら感じた。でも、心にぐいぐいくる、愛しい映画だった。芸術ということで、確信犯的にこうしたのかなぁ、それとも、自然にこうなっていったのかなぁ。北野作品って、とても小さなブロックごとに構成されていて、それぞれの結びつきを濃くしたり、薄くしたり、近くしたり、遠くしたりすることで、全体の雰囲気を変えていく。最近はその結びつきがどんどん薄くなっていて、もう説明不要、解説不能の域に踏みこみかけている。でも、それはそれでいいのだろう。基本的に説明不能なものは嫌いなのだけれど、北野作品だけはなぜか別。
阪神
- 能見よく投げたぜ。漢だぜ。今年の阪神は、肥だめの中で溺れかけている野グソみたいなものだけれど、この一試合で、もう満足さ。能見ありがとな。
- 星野、岡田が爆発しているらしいが、ファンはもっと前から爆発している。三塁からつつこめない、玉なし野郎ばかりでは勝つにも勝てない。
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