葛西臨海水族園(東京都江戸川区)は4日、フンボルトペンギンの幼鳥1羽が逃げ出したと発表した。「地域にご迷惑をおかけしおわびする。人に危害を与える恐れは少ないが、見つけたら、捕まえたり追いかけたりせず園に連絡を」と呼びかけている。
園によると、4日午前11時ごろ、隣接する鳥類園の職員から「ペンギンみたいなものが近くの旧江戸川を泳いでいた」と連絡があり、飼育中のフンボルトペンギン135羽のうち1羽がいなくなっていることが判明した。普段は高さ1メートルほどのコンクリートや鉄柵で囲まれた場所で飼育されており、担当者は「何かの拍子で跳び越えた可能性がある」と話している。逃げた幼鳥の体長は成鳥と同じ約60〜70センチで、黒っぽい背中に白い胸が特徴。右の翼に個体識別用の黄色のバンドを二つ付けている。
フンボルトペンギンはペルーからチリまでの太平洋沿岸に生息。絶滅危惧種に指定され、国際的な商業取引は禁止されている。
- しかし、このようなものがピヨピヨ歩いていたら、追いかけずにはいられないと思うのだが、まずは無事に保護されて欲しいなぁ。
- 何かの拍子で飛び越えたって、どんな拍子だったのだろう。想像すると、ちょっとかわいらしい。