2022-01-06 六人の嘘つきな大学生 「六人の嘘つきな大学生」、面白かったなあ。年をまたいでしまったけれど2021は「invert 城塚翡翠倒叙集」と本作がツートップだわ。伏線のうまさが言われるけれど、構成のうまさがあるから、伏線が引き立つ。謎解きはベーシックだけれど、やっている事は新しい。 私の事はどうでもいいんだけれど、かつて「空飛ぶ馬」を読んでウヒャーってなって、ミステリーの見方がガラリと変わった。「六人の嘘つきな大学生」は、今の若い読者にそういう驚きを与えられるんじゃないだろうか。