怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

「季節のない街」(山本周五郎)

  • 「青べか物語」を読んだなら、当然、こちらもと「季節のない街」。どうでも良い事を喋り続ける人物がよく出てくるけれど、「聞いちゃいられないほど退屈で中身のない話」を、聞き書きのように延々と書き連ねてある文章がなぜかとっても面白く、取り憑かれたように読み耽った挙句、「なるほど、こんなくだらない話を聞かされたんじゃ、たまらないよな」と思ってしまう不思議。