怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

気のきいた玩具屋と授賞式

  • 昨日の今日ではあるが、某所にある改装セール中の玩具屋へ。前回来たときより商品は減っている。それでも、掘り出し物がザクザク。ロコ社の軍用車両は、やはり宝の山である。親父さんの昔話を聞きつつ、商品を物色。AIRFIXのAIRFIELD CONTROL TOWERとかITALERIのSHELTERとかを割引で買う。昔のホビージャパン、06R-2特集号が100円だったり驚異的な収穫。金欠の日々はつづく。
  • 夜は推理作家協会賞の授賞式。受賞された皆様、おめでとうございます。
  • あまりの人に疲労度がアップ。食べるものを素早く食べ、誰もまだ食べていないうちに、デザート系をすべてさらう。S社のK氏やS社のI氏、S社のI氏(別人)やF社のH氏と話をする。もう無理かと思っていたものが、本になるかもしれない。ホッとする。
  • 二次会に誘われたのだが、表の雨を見てがっくり。帰宅する。
  • 極度の疲労気味だったので、早く寝ることにするが、桂米朝師匠「口入れ屋」を聴きはじめたら、笑ってしまって眠れなくなる。「やさしい死神」にも書いたくだりだが、

「三味線のことを言われると消え入りたいように存じます。亡くなりました母親からちょっと糸道をつけてもらいましただけでございます。地唄が百六十ばかり、義太夫が三十段、常磐津に清元、新内、萩江、都々逸、大津絵騒ぎ唄、よしこの祭文、ちょんがれ、あほだら経……」
「あほだら経までやれるの」
「書はお家流、仮名は菊川流、盆画盆石、香も少しはきき分けます。お点前は裏千家、花は池ノ坊、お作法は小笠原流、謡曲は観世流、剣術は一刀流、馬は大坪流、槍は宝蔵院流、柔術は渋川流、軍学は山鹿流、忍術は甲賀流、大砲のすえ方、鉄砲の撃ち方、地雷のふせ方、のろしの揚げ方……」
「番頭さん、えらい女中さんがきよりましたで。あの女中さん、地雷をふせて、のろしを揚げると言うてまっせ」

  • ここはもう、爆笑するしかない。