- BSで夢路いとし師匠の追悼番組を放送。正座して見る。BSらしく、余計なものは排し、「いとしこいし」の漫才をたっぷり見せてくれた。中でも、「交通巡査」はやはり最高傑作か。
「君、家族は?」
「は?」
「何人暮らし?」
「その日暮らし」
「違う! 何人で暮らしているかきいてんのや」
「8人おるよ」
「家族構成は?」
「僕を生んでくれた女の人の亭主がおります」
「そらおまえの父親やろ」
「あと僕の上に弟が一人」
「弟いうたら、下やろ」
「いや、二階に住んでるん」
「ややこしい言い方をすな」
「あと妹が男や」
「妹いうたらふつう女やろが」
「名前が男なんや」
- 1万回をこえるステージに立たれ、持ちネタは数えきれないほど。何度も言うが、「いとしこいし」の漫才は後生に残しておくべきもの。音源は大切に保存して欲しい。全集、でないかなぁ。