- 電車に乗っていたら、横に現代風に気の狂ったカップルが立った。女が「劇団ひとりの本を読んだ」と相棒に言う。とにかく面白くて凄くてやばかったらしい。ただ、どこがどう面白かったのかを説明する知能がいまだ形勢されていないらしく、とにかく面白かった良かったの一点ばりだったのが残念。今度は東京タワーを読もうと言っていた。本離れとか何とか言われているけど、さほど捨てたものではない、日本の若者。本が読まれなくなったのは事実だが、読みたい本が減ったのも事実だろう。女は電車を下りながら、一言「あいつ、これで食っていける」。個人的意見を言わせていただけるのなら、もの書きになんてならないで、ふつうに「純情きらり」とかに出て、将来、新金田一耕介とかを演じた方が良い人生になると思います、劇団ひとり様。
読書
「街の灯」(北村薫)
「一応の推定」(広川純)
「無頼の掟」(J・C・ブレイク)
「迷宮課事件簿(1)」 (ロイ・ビッカーズ)
「百万に一つの偶然」 (ロイ・ビッカーズ) など
- ドム。