ビッグコミックオリジナルに連載されている漫画「弁護士のくず」に自著を盗用されたとして、弁護士の内田雅敏氏が、漫画家の井浦秀夫さんと発行元の小学館に、盗用とされる部分の単行本化の差し止めと500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であった。阿部正幸裁判長は「著作権侵害にはあたらない」として、内田氏の請求を棄却した。
内田氏は平成13年、自身の体験を基にした「懲戒除名」を出版したが、「弁護士のくず」の一部がこの著書から「ストーリーなどを盗用している」と主張していた。
阿部裁判長は、「漫画の表現は内田氏の著書と似通った表現が使われている部分があるが、実在の事実を選択して記述しており、内田氏の創作的表現を用いたわけではない」と指摘。著作権侵害にはあたらないと結論づけた。
- これで、あのエピソードも単行本に入るのだろうか。傑作だっただけに、早く決着、ついて欲しいなぁ。
- ちなみに、「弁護士のくず」は、どんな本格ミステリーより本格ミステリーだったりすることがあります。