怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

誇ることの少ない日本でも、国民皆保険制度と母子手帳制度は誇れる

日本は国民皆保険な国。 誇ることの少ない日本でも、国民皆保険制度と母子手帳制度は誇れる。  で、国民皆保険制度を維持しようと思うと、「保険」である以上、「保険が落ちる人の増加」よりも「保険に加入する人の減少」こそ問題なわけ。  つまり高齢化の問題ではなく、少子化の問題。

 

そりゃ保険制度のことだけ考えたら「人口が増える」に越したことはないけども、人口増えっぱなしでも他の問題は生まれる。  

が、「保険の維持」のためには、「少なくとも去年と同じだけの新規加入者がいる」状態は維持せんといかんのは、「健康保険は保険だ」という認識に立てば自明だろう。

 

確かに、「若年層の負担」は問題だ。が、「なぜ若年層の負担が増えるか」の本質的な問題は、「高齢者が増えたから」ではない。

 極端なモデルだが、「来年よりも再来年、再来年より3年後の方が、子供がたくさん生まれてくる」って状態なら、「今の若年層」の「保険料負担」を増やす必要はない。

 

なぜならば、「それが保険という商品だから」としかいいようがない。  

しかし、頭と心の弱い人は、「保険」を「保険」と認識できず「積立」とか「頼母子」かのように認識してしまってる。  

だから「使う奴が悪い」という田吾作のような発想になる。  考え方が真逆なんだよ。