怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

あとはよろしく

  • 身内が入院して約40日。好むと好まざるとにかかわらず、ほぼ毎日病院に行き、看病してきた。欲しいものがあると言われれば買いに行き、留守中の家の管理、口座の管理、介護保険の申請までやってきた。数日前、老齢の親族が亡くなった。東京からは新幹線を使っても片道2時間ほど。いくら親族とはいえ、現在の状況が状況なので、葬儀は欠席させていただいた。それが入院患者には気に入らなかったらしい。洗濯ものを届けるため朝一番で病院に赴いた私に対し、「なぜ行かないのか」と罵倒の言葉を浴びせ、「あんたはみんなのわらいもんだよ」と言い捨てると横向いて寝てしまった。
  • 死んだ人間なんて、ただのカタマリだ。病気の人間は動くし食べるし、いろいろ手間がかかる。老齢の親族を見送った人たちは、これからたっぷり休めるが、私はそうもいかない。まだまだ続くのだ。葬式だと? バカバカしい。あんなもん、生きてる者のお遊びじゃねえか。仕事の時間を削ってまで看病してる俺が、何で一日かけて出席しなければならんのだ? こっちの身がもたねえや。
  • さすがの私も、限界突破。どうしてこんなクズ野郎の面倒を見なければならないのか。どっかの施設に放りこむべく、本気で探し始める。
  • ちなみに亡くなったのは、以前、私が見舞いに行こうとしたところ、入院患者の身内から「あんたがくると皆が気をつかうから来るな」と言われた人物。私の大好きな人物であったが、その一言を投げられて以来、一度も見舞いに行かなかった。ニ年前に会ったのが最後かな。いまさら、葬式に行けなんて、虫が良いにもほどがある。故人となってなお、気をつかわせるのは申し訳ないだろう。
  • 親族も一人くらいここを見てるだろう。そういうことだからさ、よろしくな。

鳥日記

  • 「トリジロウ」「トリー」の子供たち14羽は、大きなカゴに一緒に入れて飼っていた。その中にいた唯一、「トリジロウ」の血統を継ぐ薄茶の十姉妹。そいつの調子が突然悪くなった。動きがにぶくなり、お尻回りの毛が抜け、さらに下痢をしているらしい。これまた大慌てで動物病院へ。一度は抹殺した「ジアルジア」の復活かと思ったのだ。ところが、どう検査しても寄生虫はいない。結局、原因不明。不調は二週間たっても治らず。
  • 途方に暮れて、行きつけのペットショップに相談。そこで一言、「ペレット使ってる?」。
  • ペレットというのは、鳥に必要な栄養素を凝縮した総合栄養食。粟などを中心とした餌ではどうしても栄養が偏ってしまう。ペレットを与えるとその辺が改善され、毛並みが良くなり寿命も延びると良いことだらけ。それにつられて私も使い始めたのだが……。どうやら十姉妹にペレットは強すぎるらしい。
  • 結局、もとの安い餌に戻したところ、すぐに元気になった。
  • 薄茶の十姉妹は「トリジロウ」も入れて現在三羽。なかなか増えてくれない。
  • ザク。

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