- 本日は取材と称して、クライミングジムに行ってきた。体が固く、腕力握力の弱い私はクライミングには不向きであり、いままで挑戦したことはなかった。ただ、今後小説に登場する可能性もあり、体験しに行ったというわけ。「山と渓谷」の人と同行、いろいろと教えてもらう。
- 三階ぶちぬきくらいの高さの壁に凸凹がついている屋内練習場。ホールドの種類によって難易度も違い、いろいろなアプローチが楽しめるようになっている。平日の昼間なのに人が多かった。世界一のクライマー、平山ユージ氏がいたのは驚いた。高難易度の壁をするすると登っていく様を生で見られた。
- 初心者の私はマットが敷いてある五メートルほどの壁で練習。二時間とたたず、腕がプルプルになり、とりついていられなくなった。
- やってみて思ったのは、本来、腕の力はほとんど必要としないスポーツだということ。難易度の低いところで練習する限り、体の柔軟性も関係ない。必要なのは冷静な判断力とバランス。腕の力で上がるのではなく、足で上げる。ホールドの先を読み、的確なところに足を置く。とても面白かった。
少し練習すれば、三階くらいの高さまでは行けるという。これを練習していけば、いずれ、あの丹沢湖の壁も登れるかもしれん。