怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

しつこく「聖域」売ってますとだされたものは残さず食べましょう

  • 本日はH社の取材を受ける。本棚の写真が必要とのことで、自由に撮っていただいた。怪獣の棚も撮っていかれたが、あまり使い道はないと思う。事前に少しだけ掃除をしたのだが、文庫版ジョジョを読み始めたら止まらなくなり、数時間を費やしてしまった。ジョジョはやっぱり本格ミステリーのテイストそのものだ。テキストとして、これほど良質なものは他にない。そうそう、待ちに待った第6部ストーンオーシャンの文庫化も始まった。全11巻。ここまで文庫で揃えてしまうと、ジャンプコミックスと一緒には並べられない。「スティール・ボール・ボラン」も読みたいけれど、待つしかないのか。
  • 客の食べ残しを別の客に出していた高級料理屋があるらしい。学生時代はお金がなく、高田馬場にある安ーーい居酒屋「青龍」でよく飲んでいた。あるとき、隣にいた早稲田の団体が、食べ物のほとんどを残したまま帰って行った。少し前の健康診断で「栄養失調」と診断された我々数人は、彼らの食い残した唐揚げやら揚げ豆腐などをたらふくタダ食いし、店を後にしたことがあった。会計のとき、店のお兄さんが憐憫をこめた目で、「次からはちゃんと注文してくださいね」と声をかけてくれたのが、涙とともに思い出される。しかし、今回の高級料亭の所業はそれとは次元の違う話であり、商売の心意気は、高田馬場にある安ーーい居酒屋「青龍」の方が何千倍も上をいっていると思うのである。

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