怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

恥神(●0-7) 事前予想0-8 と日本に来たボブ。

  • 留守電に、介護ヘルパーの責任者、区役所、病院の主治医からの連絡が入っていた。すべて自分自身の用件でないところが腹立たしい。悪いけど、忙しいのですべて無視。明日に回す。やってられん。

  • 本を読もうとスターバックスに行き、本をひろげたら、読み終わった上巻だった……。上下取り違えて持ってきたらしい。悲劇。することもなく、ひたすらコーヒーだけ飲んで帰宅。

  • ちみなに読んでいるのは、スティーブン・ハンター最新作「四十七番目の男」。主人公はボブ・リー・スワガー。一昨年あたりに映画になった「THE SHOOTER」の原作「極大射程」のキャラクターといえば判りやすいか。ベトナム戦争の英雄で恐ろしく腕にのいいスナイパー。アル中で廃人同様だった期間あり。
    このボブ・スワガーが、最新作ではなんと日本にやってくる! タイトルからもお判りのように、モチーフは「忠臣蔵」。ボブの父親アール・スワガーが戦闘に参加した硫黄島に始まり、舞台は現代日本へ。軍刀として硫黄島に持っていかれた刀、それは、赤穂浪士が討ち入りに使い、吉良の首をはねたものだった。コレクター魂! 日本人の魂! 刀を手に入れるため、持ち主の一家は皆殺し。ところが、被害者たちがボブの友人であったからさあ大変。日本に乗りこんできたボブは剣術を身につけ、ヤクザどもに戦いを挑む。
    さすがに街の描写などは取材の甲斐もあって割合、正確。しかし、日本人に関しては、もうフジヤマ、ハラキリ、ゲイシャの世界。敵組織の親玉は「近藤勇」だし、新宿御苑で韓国人売春婦まっぷたつ。これを日本ではかって「斬り捨て御免」と言った。言わねえよ。ただの辻斬りだろ。
    お勧めの一冊。ただし、上下の取り違いには注意。

  • ラミレスがもう一発くらい打つかと思っていたが。順当な結果である。11残塁という拙攻野球も復活したことだし、連敗がいくつまで伸びるか楽しみだ。
  • 数人の友人から、「いやいや、恥神(はじしん)はまだ大丈夫。優勝するよ」「讀賣に連敗はしないよ」という無責任極まりないメールを頂戴した。そんなバカなことがあるか。12日、13日、阪神は讀賣に連敗する。間違いない。これが自然の摂理だ。勝てるわけがない。もし13日の試合で阪神が勝ったら、都内の某書店さん数件を回り、不良在庫となっている「聖域」の売れ残り全冊にサインしてポップもたててきてやる。