怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

仮面ライダー1971-1973

Muho2009-02-19

  • エンターブレインより、ついに発売! 和智正喜著「仮面ライダー 1971-1973」。講談社マガジン・ノベルススペシャルとして、第一部である「仮面ライダー 誕生1971」が発表されてから実に七年。完結編「流星 1973」を書き下ろしという形で、2003年発表の「仮面ライダーVol.2 希望1972」ともども一気に収録。正直言いましてね、完結はあきらめていました。2009年になってから、第三部が読めるなんてなぁ。
  • 私の中の仮面ライダーというのは、負けない、群れない、惑わない男。テレビ、漫画を含め、負けるわ、群れるわ、惑ってばかり……という惨状に新たなインプットを拒否している状態だったのだが、この「仮面ライダー」だけは違いますよ。きっちりとした、一つの作品ですよ。魂がちゃんと入っているのですよ。
  • エピローグはねえ、もう泣けますよ。そう、彼はね、人知れず、今も戦ってくれているのですよ。

 

仮面ライダー 1971-1973

仮面ライダー 1971-1973

 

 

-仮面ライダーを頭につけた作品は数あれど、「あ、仮面ライダーが戦ってる!」と人に思わせる作品はダメだと思う。「あ、仮面ライダーが戦ってくれている」と思わせなくちゃ。