- 小説の取材のため、「伊豆アンディランド」に行ってきた。
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カメのための人間によるカメのための小説を書くために、伊豆アンディランドに行ってきた。案内役をしてくれたのは、空手仲間でもあるS様。バックヤードにまで侵入させていただき、ふだんは見られないものをいっぱい見せていただいた。感謝感激。
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ここは国内最大のゾウガメ牧場とカメ族館があり、東西のカメが大集合。お目当ては、ケヅメリクガメ&ゾウガメの牧場と巨大ワニガメであったわけですが、広大な敷地の中でのんびりするゾウガメや、すいすい泳ぐスッポンモドキなどにも心打たれました。
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ケヅメは意外と喧嘩っぱやくて、牧場に行くと、ゴリゴリいう音が。見ると、二匹が喧嘩していて、その音は甲羅がすれる音だった。牧場には主ともいう巨大なケヅメがいて、今回の決闘も勝利をおさめていた。ケヅメ、良すぎる。私が億万長者になったら、その場で飼おう。
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ワニガメは、餌やりの瞬間を見せていただいたうえ、餌やりまでさせていただいた。鶏の頭を砕いたものをトングで口の中にいれる。餌の痕跡に気づくと、ワニガメは水の中から上がってきて、のしのし近づいてくる。ちょっとしたホラー映画並みだった。しかも、足が速い。あっというまに接近され、びっくりしたこっちは餌を落としてしまい、それを狙ってワニガメはますます近づいてくるという……。最終的にはいったん鉄の扉を閉め、その後、支配人が掃除用ブラシで無理矢理、水の方へ押しやらねばならなかった。
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ワニカメの子供も持たせてもらった。足の力が強く、爪が食いこんですごかった。あまり動かないので、体全体に藻がついていて、すさまじい迫力。
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カミツキガメも見せてもらった。目の前に異物がくると、本当にすぐかみつく。子供のころからかみつく。しかし、尖ったくちばしは格好良い。
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そしてここアンディランドは、あの「ガメラ」映画に協力していて、撮影に使われた実物大のガメラが鎮座している。
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ということで、カメレースを見物。超自然的な直感で三番のカメに100円賭けたが、一等は五番だった。ちぇっ。
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踊り子号に乗って帰宅。ああ、面白かった。カメ素敵。ゾウガメ牧場、また行きたいな。温泉とセットで再挑戦しようかしら。無料足湯も見つけたし。
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S様、一日付き合っていただいてすみませんでした。おかげさまでばっちり取材できましたですよ。貴重な体験でした。本当にありがとうございました。