- NHKで始まった「外事警察」。脚本が古沢良太氏なので、見逃すわけにはいくまいとずいぶん前から気合いを入れていたのに、京都行きにかまけて、録画セットを失念。宿について、ツラツラ京都新聞の番組欄を見ていて思いだす。どうしようもなく、ダメもとでミクシイのボイスでブツブツ言ってみたら、録画してくれる人が現れた。あんなもん、何の役にたつねんとぼやいていた私がバカでした。録画していただいたTさま、いや、Nさま、あるいはRさま、本当にありがとうございました。
- そして、「外事警察」の第一話は、バカ面白かった。「ゴンゾウ」の興奮再びだった。
- そうそう、京都の講演会に、いまはなき「北大路模型」で知り合った、元模型少年N君と再会。最近は年賀状のやり取りくらいで、お互い、顔を見るのは、二十年ぶりくらいか? あのころは、こっちが高校生、大学生、向こうが中学生、高校生だったもんなぁ。なつかしゅうございました。お互い、年を取りましたね。
- 北大路模型の店主だった牧さんは、あちこちに書いているけれど、落語シリーズの探偵役、牧大路のモデルになった人だ。容貌などもそのままいただいている。大学四年の夏にお会いしたとき、何かのはずみで、「小説家になろうと思っている」みたいな話になった。牧さんは「まあ、そんなん考えんとき、小説家なんて、いつでもなれる」とニコニコ笑っていた。この言葉って、二十三歳の自分にはかなり衝撃だった。牧さんはいろいろな意味で恩人だ。N君と再会して、当時のことをいっぱい思いだした。