- 「スリル! 赤の章」全四話が終了。まだ「黒の章」の最終話が残っているが、「赤」「黒」ともに今期のミステリードラマの中では、圧倒的な第1位。本当に面白かった。特に「赤」は「しりとり殺人」「予言者」「蒸発マンション」と意表を突くほどにトリッキー。しかも、1話はかなり論理的で繊細な展開、2話は予言を絡めた意外な犯人、3話は超豪腕の大トリックともうご馳走がずらりと並んだような状態で、お腹いっぱい。最終話はオーソドックスなテロ犯罪を扱っているが、捕まった主人公によって犯人側が引っかき回される、ちょっと後味の悪い展開で、続編の可能性を大いに臭わせつつ、有終の美を飾っている。
- 一方の「黒」は白井真之介のキャラクターを前面にだし、ハードボイルドとお約束のパターンを踏襲していく展開。ここでは「赤」とのクロスオーバーが効いていて、瞳の推理によって犯人を突き止め、それが白井の窮地を救い、そしてそれが、ことごとく犯人現行犯逮捕に繋がっているところがもう何とも痛快。
- 本当に楽しかった。しかし、全8話をたった一ヶ月で放送してしまうなんて、何かもったいない。NHKだから両者共演の劇場版とかはなさそうだし……。それでも、シーズン2希望。お願い。絶対に作って。
- 今期のもう一つのポイントは「銭形警部」「相棒」「嫌われる勇気」。これらについては、また後日。
(2018年12月追記 こいでけいすけ、てめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ)