怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

作家になった流れ

  • 刑事コロンボに熱狂→子供の頃の我が家は、テレビも漫画もゲームも音楽も禁止で、娯楽が何もなかった。数少ない例外は、親も公認で見ることができた、NHKの「刑事コロンボ」。
  • 特捜最前線に熱狂→テレビは禁止だったが、学校から帰宅し、母親が留守だった場合、彼女が帰宅するまで見られる。外出ばかりしていた母親の隙をぬい、午後3時から4時代はテレビタイム。「特捜最前線」は毎日、4時から再放送。3時からは「暴れん坊将軍」だった。「特捜最前線」は生まれて初めて、たまたま見たのが「津上刑事の遺言」。そのあまりの面白さに打たれ、毎回、見るようになった。
  • ドン・ペンドルトン「死刑執行人シリーズ」で読書に目覚める→高校の現国の教師は、数少ない尊敬できる教師であり、彼が「一週間に一冊は本を読め。そうすれば、年間50冊読める」といった事を真に受け、本を読み始めた。最初から難しいものは無理だったので、通学路途中にあった本屋で、赤川次郎先生の本と表紙がかっこよかったドン・ペンドルトンのシリーズを購入。どちらも抜群に面白く、以降、読書週間が身についた。
  • 古書店でクリスティの「五匹の子豚」をたまたま買い熱狂→大学に入り、40分近い通学時間ができた。往復80分。金がなかったので、古本屋を巡り、当時、馴染みのなかったミステリーを探した。アガサクリスティの名前だけは知っていたので、購入。その後、学校の書店で購入したのは、新潮文庫の「ホームズ」シリーズ。