- 最近、小説の書き方、作家としての生き方、生活の仕方について聞かれる事が多い。たしかに、そういう需要はあるようだ。
- せっかくなので、ちょっと考えてみたのだけれど、やっぱり自分には無理みたい。子どものころから小説を読んでたわけではないし(ミステリーを読み始めたのが大学生のとき)、小説作法の勉強をしたわけではないし、そもそもプロットをきっちり立てないし(A4の紙に落書きするくらい)、メモもとらないし(ノートごとなくして帰ってくる)、取材も大してしないし(人付き合いが苦手なので人脈がゼロ)、編集者さんとマメに打ち合わせもしないし(プロットがないのだから打ち合わせのしようもない)、書いているものを途中で見せたりもしない(そんな恥ずかしい事絶対無理)。多分、語ったとしても、何の参考にもならないに違いない。
- 既に出版された作品について、どのように作っていったかを振り返る事はできる。振り返りながら、自分で「そうか、そういう事だったのか」とびっくりし納得したりする事もしばしば。けっこう楽しかったりする。
- 「何だかよく判らない作家」になる事が目標だったけれど、結果として、「自分の事もよく判らない作家」になってしまった。
バット星人
- 予約開始から2年。延期延期で、半ばあきらめかけていた、バット星人がようやく到着。これでゼットン2代目と並べられる。ちなみにこれ、「レッドマン」バージョンなのだそうだ。
光るミラーマン
- アルティメットルミナス、光るミラーマンもとにかくカッコいい。
ウルトラな共演A&T
- 「九州殺人行」(原作、石沢英太郎)にて、ウルトラ共演。一瞬だったけど。
山本弘さん、逝く……
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山本弘さんの訃報……。
山本弘さんと直接お会いしたのは、一度だけ。2015年の8月「山本弘のSF秘密基地LIVE 東京出張編#3」にゲストとして呼んでいただいた時だった。開場前、モニターで新作「サンダーバード」を見て盛り上がった。私の書いた怪獣小説「BLOOD ARM」を「詐欺だ」と誉めて下さった。もう一人のゲストは開田裕治先生で、自身がゲストである事も忘れ、あれこれ質問し、サインまでいただいた。そんな私を山本さんは苦笑しながら見ておられた。ご著書「トワイライト・テールズ」文庫化の際に解説を指名していただいたのは、うれしかった。怪獣狂いとしての勲章を頂いた気持ちだった。
「MM9」シリーズは衝撃の怪獣小説だった。いまなお、怪獣小説で唯一成功した金字塔だと思う。
私が今も怪獣小説を書いているのは、「MM9」があったからだ。何とか怪獣小説の灯を消したくない。「殲滅特区の静寂」は山本さんにも読んでいただきたかったけれど、送り先も判らず、状況も判らず、かえってご迷惑かと思いあきらめた。「特撮怪獣映画はSFなのか?」「ハリウッドのゴジラは怪獣映画なのか?」おききしたい事がいっぱいあった。
ご冥福をお祈りいたします。
- 2015年、山本弘さんに「BLOOD ARM」を「これは『詐欺』だ」と「誉めて」いただき、それがあまりにうれしくて、こんな事をつぶやいていた。 山本弘さん、ありがとうございました。
「BLOOD ARM」、何千人に小馬鹿にされようと、山本弘さんのような方に響いたのであれば、作者としては大成功。もう満足。書いてよかった。
— 大倉崇裕 (@muho1) 2015年9月5日
キンゴジ。口が開いたり閉じたり。
- 究極東宝怪獣から新作のキンゴジ。ガシャポンの究極東宝怪獣ゴジラヘッドと連携していて、差し替えで口開き、口閉じが再現できる、アイディア商品。それにしても、金がいくらあっても足らん。
メカゴジラ(目が光る!)
- アルティメットルミナスのメカゴジラ。目が光ると、驚異のカッコよさ。この着ぐるみ感! そこはかとなく漂うブリキ感。もう最高。