- 知人と「岡本太郎美術館」にて開催中の「ゴジラ展」を見にいく。急な階段をぐんぐん下りると、忽然と現われる美術館。素晴らしいロケーションである。目的は正直「ゴジラ」だったのだが、岡本太郎の作品群に圧倒されてしまった。部屋の造りからレイアウトまで考えつくされた完璧な内容。「拒否する椅子」に座れるのだから、もう言うことはない。なつかしい「マクセル」のCMも見られた。
- さて、ゴジラ展。もう正直に書いてしまおう、私は「大怪獣総攻撃」が大嫌いである。しかし、ゴジラスーツの実物には感動した。こいつのお出迎えだけで、来た甲斐はあったというもの。中身のパネルなどは基本的に「ゴジラ誕生」を元にしているので、書籍を持っている者には目新しくはない。とはいえ、非常によくまとまっていて分りやすい。さらに、本多猪四郎監督の「脚本」の展示、生頼範義氏によるゴジラポスターの原画展示など、いわゆる本物の魅力を体験できた。平成ゴジラ、特にビオランテの扱いが小さかったのが不満といえば、不満。
- 何はともあれ、行って損なし。