怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

ボックスアート展と刑事コロンボ読本

  • 現在書いている短編があまりにも難物。書き終えたものの、次から次へと怪しい点が出てくる。片っ端から書き直す。本当は長編を優先させるべきなのだが、感情的に短編を片付けてしまいたく、没頭する。こう書くとたくさん仕事を貰い、たくさん仕事をしているようだが、決してそんなことはない。結局はすべてを投げ出して、秋葉原へ行く。
  • 秋葉原にあるラオックス アソビットシティ8階では、プラモデルボックスアート展が開催中。石橋謙一氏、天神英貴氏、開田裕治氏の原画が展示されているのだ。石橋氏のMSVシリーズは、感動と懐かしさがごっちゃまぜ。得に、デザートザク。砂の中から現われるザクの勇姿は本当に衝撃でした。開田裕治氏の描く絵は、マニアのツボを綺麗についてくる。陸戦ガンダムやザクF2連邦は半ばボックスアートにひかれて購入したようなもの。そして天神英貴氏。何といっても、グフカスタムとズゴック。陸戦ジムと併せて見ても、この人は本当に陸戦兵器が好きなのだと思う。こちらに向ってくる迫力が違う。個人的にはザクF2の微妙なてかり具合が好きなのですが。会場には越智信善氏製作のボックスアート版「グフカスタム」と「ズゴック」も展示してある。必見。
  • 点数は少なめだが、充実した内容でした。ボックスアートは不思議なもの。普段から何度も目にしているものにも関わらず、商品タイトルなどが入っているため、絵そのものを味わいつくすことはなかなかできない。こういう機会はもっと設けるべきだろう。
  • その後、喫茶店にて、町田暁雄氏に会う。シャレードの「コロンボ」製作のためのインタビューに同席させていただいたのだ。町田氏は「刑事コロンボ読本」という、世界に誇るべきコロンボ本を製作された方。私は第一版を持っているのだが、既に改訂第二版が発売されている。エピソード解説、注釈、製作裏話はもちろん、コロンボの未映像化脚本のダイジェストなど、もうとにかく、コロンボに関するありとあらゆる情報が網羅されている。ファン必読、マニア必携の名著である。
  • 町田氏を囲み、K氏、T氏とともにインタビュー。二時間があっという間に過ぎてしまう。
  • 「刑事コロンボ読本」については、これまた世界に誇るべきコロンボページ、刑事コロンボファンのページ・安葉巻の煙を参照していただきたい。欲しい方がいらっしゃれば、私に言っていただいてもけっこうです。町田氏にその旨、お知らせしますので。