- 「虎に翼」、周回遅れだけど、録画で見ている。朝ドラ、ちゃんと見るの「ちりとてちん」以来。
- 第一週を見終わったばかりだけれど、これは素晴らしい。
- 4話目の終盤、寅が母との待ち合わせ場所に向かう場面。行き交う人々の中に、小学生低学年が3人いる。男子2人に女子1人。男子が女子に何か言って逃げだす。残された女子は1人シクシク泣きだす。行き交う大人たちはまったく気にせず通り過ぎていく。寅もチラリと見るけど、そのまま、待ち合わせ場所である店に入る。女子はずっとシクシク泣いている。
- メインのストーリーにはまったく絡まない、エキストラの芝居なんだけれど、何だか心に響いてしまった。何であんな芝居にしたのだろう。
- 画面には豆粒くらいにしか映らず、セリフも聞こえないのだけど、その一瞬はその3人のドラマになっていた。ドラマ序盤のテーマに寄り添う、密やかな演出だったのではないかと考えてしまった。