- 整体に行った帰り、うかうかと新星堂へ。いきなり、フリートウッドマックのニューアルバムを見つけてしまう。迂闊にもまったく情報を入れていなかったので、心底驚いた。ミック・フリートウッド、ジョン・マクビー、リンジー・バッキンガム、スティービー・ニックスの四人による、黄金期の「再結成」。クリスティーン・マクビーは残念ながら不参加だとか。メンバーチェンジをくり返しながら、90年代を乗り切ってきたバンドだが、やはりこの4人(5人)でなくては話にならない。「タンゴ・イン・ザ・ナイト」から実に16年ぶりの新作。
- まだ聴きこんではいないが、全18曲。リンジーが9曲、スティービーが9曲。印象としては「ミラージュ」や「タンゴ……」より「タスク」に近いか。つまりは、リンジーのアルバムとスティービーのアルバムが一つになった感じ。とはいえ、スティービーの歌声の向こうに聞こえるのは、明らかにリンジーのギターである。ああ、幸せ。
- リンジー・バッキンガムは私にとって、ベストシンガー、ベストソングライター、ベストギタリスト、ベストプロデューサーの音楽4冠男。神様に、「好きな人物に会わせてやる、一人選べ」と言われたら、リンジー・バッキンガムを選ぶだろう。