怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

リンジー・バッキンガムとGO INSANE

Muho2006-10-09

  • ZENさん、西武負けちまったよ。あと少しだったんだけどなぁ。残念。ZENさんの意志をついで、来年も西武を応援するよ。
  • とにもかくにも、リンジー・バッキンガムの「アンダー・ザ・スキン」を聴きつづける。期待したものとは違うけれど、やはり完成度は高いし、「flying down juniper」だけでも、大収穫だろう。「under the skin」「I am waiting」は泣けるほどの名曲だし。5年後、10年後、もしかしら、リンジー・バッキンガムの最高傑作と認識しているかもしれない。
  • リンジー・バッキンガムを知ったのは、1987年の「タンゴ・イン・ザ・ナイト」の「ビッグラブ」だった。「キャロライン」とか「ファミリーマン」とかあらゆる曲で私を悩殺してくれた。フリートウッドマックについて調べ、リンジー・バッキンガムがいかに滅茶苦茶な人か知った。
  • 私は後追いのファンなので、リアルタイムで体験はしていない。「タンゴ・イン・ザ・ナイト」を聴いたのだから、次は前作「ミラージュ」。ここではプロデューサーとしてのリンジーに悩殺された。ミック・フリートウッドの破産対策のために作られたと噂されるこのアルバム、リンジーの曲は正直、あまり感銘を受けなかった。その分、スティービー・ニックスの「ジプシー」や「ザッツ・オールライト」には真正面から感動した。でもそれは、リンジーがプロデュースしたからだ。フリートウッドマックの最新作「セイ・ユー・ウィル」でスティービーは「リンジーが自分の曲を一番うまくプロデュースしてくれる」と言っているし。
  • 「ミラージュ」を堪能した後、リンジーのソロセカンドアルバム「ゴーインセイン」を聴いた。当時の音楽友達A君は「ソロのリンジーは気が狂ってるからなぁ」と警告してくれた。たしかに、頭がおかしいアルバムだった。当時はレコードだったが、A面最後の曲「Play in the rain」は途中で終わる。続きはB面。CDが出るまで、曲の途中でレコードをひっくり返していたのだ。このアルバムで「シンセなんて使ってないよ」と豪語。あらゆる音を重ねて重ねて、工夫して工夫する、複合的で何ともいえないリンジー節の萌芽がある。三味線まで使ってるし。
  • 「ゴーインセイン」の後は当然「タスク」。それはまた今度。