怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

金田一耕介の事件匣と悪魔の手毬歌

  • 歯医者に行く。今回で治療も終わり。ああ、地獄の日々よ、さようなら。みなさん、歯はきちんと研きましょう。
  • 毎日、何かが届く家。本日はDVD「金田一耕介の事件匣」が。市川崑監督・金田一シリーズのDVDである。「悪魔の手毬歌」から「病院坂首縊りの家」まで。さらに特典として「市川崑+石坂浩二・特別対談」、1977年放映の「われらの主役石坂浩二」、加藤武による「よしっ、わかった! インタビュー」、世田ヶ谷文学館所蔵映像「横溝正史の世界」が収録されている。
  • 個人的には「悪魔の手毬歌」が大好きで、もう何度見返したか判らない。衛星放送でやるたびに見てしまう。映画では「悪魔の手毬歌」、原作は「獄門島」と常々思っていたのだが、対談の中で市川監督が同じことをおっしゃっていて、うれしかった。
  • 「七度狐」を「横溝正史のような……」と評していただけるのは、光栄の至り。もったいない限りです。横溝作品は私の書いたものなんぞの100万倍、いやはるかそれ以上に素晴らしい。ただ、「横溝作品」への憧れがあったのは事実です。「獄門島ですね」なんて言ってくださる方もいて、恐縮しきり。ですが、もっとも影響されているのは、小説「獄門島」ではなく、映画版の「悪魔の手毬歌」なんです。