怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

塗装と選挙

  • 首を完全に直そうと安静にすごす……つもりがガンダムアレックスを塗り始める。基本塗装が終わるまで止められず、気がつけば夜。仕事も何もしてないやんかと慌てるが、もう遅い。本日、私が生きていた証は、ガンダムアレックスのみ。
  • 球団の合併がもめている。ストライキすればいいのに。
  • 選挙があるらしい。前回、初めて投票に行った。理由は二つ。応援してあげたい人ができたことと、投票率が下がるとすごく得をする政党があるらしいから。政治がどうなろうと興味はまったくないが、好きなものと嫌いなもののために、今回も投票に行く。
  • FLEETWOODMACのDVD「LIVE IN BOSTON」の発売が9月に延期。悲しい。アメリカ版は出回っているのだが、当然、日本のプレーヤーでは再生できない。ちなみに、輸入版の価格は約3600円、日本版の予定価格は約7600円。フリーのDVDプレーヤーがどこかに落ちてないかなぁ。

読書
「これは危ない」と恐怖を覚えたベストセラーがある。「捨てる技術」だ。あれは本当にひどい、天下の悪書だった。こんなものいらないでしょ! の一言ですべてを切り捨てるヒステリーのような本だった。日本人は捨て方までご指導いただかなければならないのかと本当に情けなくなった。誰かそのうち「捨てない技術」あるいは「捨てる技術を捨てる技術」を書くだろうと思っていたが、そのような天才はまだ現われていない。某生命保険のCMに作者が出ていたので、かっての怒りを思い出してしまった。
「消えた山高帽子 チャールズ・ワーグマンの事件簿」(翔田寛)読了。非常によくできた短編集。特に4本目「消えた山高帽子」と5本目「神無月ララバイ」には感動。意外な真相というわけではないのだが、つい見落としていた伏線を最後の最後で指摘され、思わず「あっ」と叫んでしまう、本格推理の醍醐味が味わえる。6本目「ウェンズデーの悪魔」ラスト一行のサプライズがたまらないが、密室を巡る展開が今一つのりきれなかった。思いきり次作が楽しみであります。