怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

冴えないボンドと冴えたボンド

Muho2006-12-01

  • 007の最新作が公開された。主演はニューボンド、ダニエル・クレイグ。過去五人とあまりにイメージが違うことから、イギリスでは反対運動まで起こった。とはいえ、いざ蓋を開けて見れば、傑作スパイ映画に仕上がっているらしい。ニューボンドの容姿も計算の上であったわけか。私は当初ダニエル・クレイグを「ボンドというよりニュードクターノー」と言っていたが、その後、「映画は007最初の事件を扱うらしい」と聞くに及び、一つの仮説をたてた。さえないスパイ、ボンドが様々な苦難を乗り越え、一人前のスパイとして成長していく。ラストシーン、殺しの番号「00(ダブルオー)」を貰うためMの部屋に消えていくボンド。そして出てきたときには、ショーン・コネリー(CG)になっている。
  • 私のベストボンドは、四代目ティモシー・ダルトンで決まり。彼が主演したニ作「リビングデイライツ」と「ライセンストゥキル」は大傑作。全ボンド映画のベストは「ユアアイズオンリー」。
  • ピアース・ブロスナンは人気があったようだが、ボンド映画としては駄作ばかりだった。「ワールドイズノットイナフ」「ダイアナザーデイ」はワースト007映画。ただし、「トゥモローネバーダイ」だけは別。これはベスト5級の傑作。