怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

一日病院と究極のひとこと

Muho2007-03-28

  • 身内の通院に付き添い、病院へ。基本的には「ほぼ健康体」になっているのだけれど、薬の副作用やらもともと悪かったところやら、完全にすっきりしてはいない。今日はこの科、次はこの科とその度に待たされる。結局、丸一日かかってしまった。もう慣れたし覚悟もできたけれど、半日、仕事もできずただ椅子に座っているのは、どうにもこうにも虚しくて仕方がない。
  • 帰宅してNHKの「プロフェッショナル」を見る。本日は宮崎監督のスペシャル版。新作に取りかかるまでの100日密着のような内容で、「プロフェッショナル」という感じではなかった。ただその中で、とある子供が「ハウルを作ってくれてありがとう」と言うワンシーンがあった。このシーンがもし作られたものであるのなら、それを指示したディレクターは天才だと思うし、打ち合わせなしの自然な言葉であったなら、この世にエンターテイメントが存在する唯一の意義を映し出した一瞬だったなぁと感動する。子供が作品を見て喜び、制作者に「ありがとう」と言う。これこそが究極だと思う。