- 引越しも山を越え、荷物もほぼ運び終えた。絶対に入りきるはずがないと確信して送りだした無数の段ボールも、プロの手にかかるとすいすい入ってしまうから不思議だ。
- 一番の難関は怪獣部屋でありまして、実家で十五年間、段ボール詰めになっていたものまで集結。数百匹が箱の中からうめき声を上げつつ、部屋中を闊歩する。
- 業者さんの見事な荷運びもあって、破損はほとんどなし。表の日記にも書いたけれど、ビラ星人の頭が取れたり、ナースがバラバラになった程度であった。
- 問題なのは、実家から来た、十五年ぶりの怪獣たち。梱包もいい加減だったので、ほとんどがバラバラ。塗装も十五年前のものなので、どれもこれもひどいものだったりする。それでもまぁ、基本的にはこのまま残しておくべきものだろうと考え、最低限の修理にとどめる。まずは、かってボークスから出ていた「帰ってきたウルトラマン」の怪獣たちの修理を始める。バルタック星人とか、グロテス星人とか、ササヒラーとか。