怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

また京都とあじあ号、吼えろ!

  • 法事のため京都に行く。
  • 観光シーズン突入中とあって、ホテルはいっぱいだわ、料金は高いわで大変な出費です。新幹線、ホテルでめいっぱい仕事して、少しでも相殺しなければ。
  • 本日、担当氏より電話。ほ、本当に書くのか、怪獣小説!? でも、女の子主人公ってのは嫌だなぁ。ヒーローものという縛りもあるみたいだけれど、では怪獣と戦う巨大ロボットは駄目なのかなぁ。大鉄人17みたいなの、やりたいなぁ。
  • 現在のマイブームは、何と言っても辻真先。

  • 今回は徳間文庫の「

     

    あじあ号、吼えろ!

    あじあ号、吼えろ!

    • 作者:辻真先
    • 発売日: 2017/01/31
    • メディア: Kindle版
     

     

    」を読了。この作品は2000年に徳間より刊行され、失礼ながらほとんど話題にならなかったもの。著者のあとがきによれば、「駅馬車をやりたかった」とのことで、うーん、これがリアルタイムで評価されなかったのは、私を含めた読者に責任があるのだろう。

ソ連参戦の報が駆けめぐる、戦争末期の満州。混乱を極めるハルピンから、満鉄が誇る超特急列車「あじあ号」が出発した。国策映画撮影のため満州にいた俳優神住恭たちを乗せ大連を目指す特別列車。だが、そこには追いつめられた日本軍の陰謀があった。「秘密兵器」を乗せ、大連を目指す「あじあ号」にソ連軍戦闘機、中国軍、ゲリラが襲いかかる。応戦する武器もない中、乗客たちはそれぞれの運命に翻弄されながら、大連を目指す。彼らは生き残ることができるのか。