怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

ゴルゴ棚の整頓とテレビのゴルゴ13

Muho2009-01-09

  • ふと思い立って、現在150巻を数える「ゴルゴ13」専用書棚の整頓を始める。整頓といっても、1巻から150巻までを順番に並べるだけのこと。やってみると、所々に歯抜けが見つかった。誰かに貸してそのままになっているものや、何となく買い逃してしまったものなど、合わせて11冊。気づいてしまったのが運の尽きとまとめてアマゾンで注文する。
  • テレビシリーズになったり、フル可動人形が発売されたり、今年は恐らく、最初で最後の「ゴルゴ13」当たり年。
  • テレビもなかなかがんばっていて、毎週、楽しみに見ている。ただ、やっぱり、明るく綺麗なゴルゴ13になっていますなぁ。原作特有のいかがわしさはすっぱり排除されると思ってはいたけど、ここまでなりふり構わないと、もう苦笑よりない。「還ってきた標的」がその代表例。その他、原題「レディ・ピッチ」が「プリティウーマン」というタイトルになっていたり。劇中「ピッチ」という単語が出てこないと、このストーリーは成立しないのだが……。逆に「海に向かうエバ」や「白夜は愛のうめき」などは、どこまで本気なのか判らないゴルゴの人間性をうまく描写することに成功していて、原作ファンとしても得した気分になった。「残光」などもその一つ。「ラブはナイフ」は、テレビを未見なのだが、実は、ゴルゴ13をもっとも追いつめた殺し屋の一人ということで、原作は大爆笑だったのだが、そこをどう料理したのだろう。個人的に大好きな「レイプ数え唄」は……無理だろうなぁ。
  • ということで、114巻では、エボラ出血熱に罹りながら、無事、生還している。ゴルゴは永遠に。
  • 友人が制作した寒中見舞いの画像。本人未許可のまま、ここに掲載。横溢する才能。

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