怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

岩を抱えた不忠者とびんわんプロデューサー

  • 食玩界のリーマン・ブラザーズ、旧イワクラ、現キャストが「フィギュア王」と手を組んで誌上限定品をだすとの噂を聞く。今年に入ってから、ラドンだのヘドラだので金をむしり取られているにもかかわらず、さらにそのような姑息な手に出るのかと怒りに震えつつ書店に飛びこむ。うぬぬ、「ゴジラ対ラドン」、しかも「マルメス不忠者め!」までついている。くやし涙を流しつつ、一冊購入。郵便局に行って、申しこんだ。
  • ゴジラ特集ということで、パラパラ見る。夢や希望を感じさせるものは皆無だが、今や社長になってしまった富山省吾氏のインタビューが載っていた。氏はミレニアム以後の迷走ゴジラシリーズをプロデュースした華々しい実績があり、他のジャンルはともかく、怪獣ファンの夢や希望を打ち砕く名人。ただ、今回のインタビューは興味深かった。氏は2013年をゴジラ復活イヤーにしたいらしが、「ゴジラ映画に対するビッグバンはまだ起きていない」「(日本は)『バットマン・ダークナイト』が世界で唯一ヒットしない国」という分析は素直にうなずける。目指すは世界同時公開だとか。それが身の丈にあった目標だとは到底思えないけれど、どうせやるのなら、「唯一ヒットしなかったのが日本」というようなゴジラ映画を作って欲しいものだ。