- 特別機動捜査隊、第433話「全員救出せよ」(脚本・横山保朗、監督・田中秀夫)がおっそろしく面白くて驚嘆。
- 三人組の強盗犯が逃走。検問を突破した後、一般人の車を奪って、さらに逃走する。車には産気づいた妻と夫が乗っており、夫は射殺、妻は人質として連れ去られる。翌朝、妻は車内で出産。驚いた犯人たちは車を捨て、身を隠すべく団地へと潜入するが発見され、ついに小学校へ。音楽室で先生と生徒を人質に立てこもる。犯人を追跡するのは、警視庁特別機動捜査隊の三船班。銃を乱射し、たてこもる犯人たちとの駆け引きが続く……。
- 放送は1970年2月18日。しっかりものの先生、我が子だけ助けてくれと刑事に言い寄る親、警察の対応にしびれを切らして勝手に交渉を始めようとする一団、血気に逸る若手刑事、新聞記者等々。なに、この長坂秀佳感。そして、犯人の一人が蟹江敬三とくりゃ、もうたまらん。
- 基本、粗暴犯、暴力事犯担当の三船主任のキャラが大爆発の傑作。
- それにしても、東映チャンネルの放送はまたも、450話をもって打ち切り。早く続きやってよぉ。483話「俺は三船刑事だ!」、514話「三船刑事を殺せ」、535話「犯人は三船刑事だ」、579話「三船班ハワイに飛ぶ」、583話「初笑い トバッチリ三船班」、647話「三船の野郎が憎い」691話「三船刑事死す」、とか早くみたいじゃないのよぉ。頼むよぉ。