怪獣絵師、開田裕治さんの集大成的作品集「ウルトラ画帖」が大晦日に到着。テンションが上がる。
思い切ってお願いした額装「キングジョー&ベムスター」も到着。さっそく仕事場に飾った。長年のファンとしては家宝。
開田裕治さんの作品を初めて意識したのは、キングレコードから出ていたウルトラサントラシリーズのジャケットだったと思う。「帰ってきたウルトラマン」の「凍れる夜」が衝撃だった。しかし当時、我が家ではレコードで好きな音楽を聴くことが許されていなかったため、すべてカセットで購入。ラジカセでこっそりと聞いていた。そのためイラストは小さく、「ああ、レコード欲しかったな」と何度も思ったもの。もちろん、シリーズは「画帖」にすべて収録されている。それだけでも、当時の記憶がよみがえる。キングレコードのシリーズは、月に二本ずつ発売されていたはず。北大路にある街のレコード屋さんで毎月予約購入していた。カセット本体、特典のポスターは、今でも手元にある。ただ実を言うと、当時、そのジャケットを誰が書いているのかは知らなかった。
これが開田裕治か! と刮目したのは、やはり、レーザーディスクのジャケットだろう。エモーションから発売された「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」のLDは、当時としては宝物。さらにジャケットの素晴らしさに圧倒された。時代は移り、ウルトラシリーズのLDは無用の長物(ちょっと言い過ぎ?)と化してしまったが、ジャケットだけは、いまだにとってあったりする。
開田裕治さんは画業40年。私がキングレコードのシリーズを買いあさっていたのが35年ほど前。一方的ではあるが、長い付き合いなのであります。
開田裕治さん、いつも素晴らしい怪獣をありがとうございます。40周年おめでとうございます。これからも素晴らしい怪獣たちを!