怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

「ウルトラ画帖」

怪獣絵師、開田裕治さんの集大成的作品集「ウルトラ画帖」が大晦日に到着。テンションが上がる。

思い切ってお願いした額装「キングジョー&ベムスター」も到着。さっそく仕事場に飾った。長年のファンとしては家宝。

開田裕治さんの作品を初めて意識したのは、キングレコードから出ていたウルトラサントラシリーズのジャケットだったと思う。「帰ってきたウルトラマン」の「凍れる夜」が衝撃だった。しかし当時、我が家ではレコードで好きな音楽を聴くことが許されていなかったため、すべてカセットで購入。ラジカセでこっそりと聞いていた。そのためイラストは小さく、「ああ、レコード欲しかったな」と何度も思ったもの。もちろん、シリーズは「画帖」にすべて収録されている。それだけでも、当時の記憶がよみがえる。キングレコードのシリーズは、月に二本ずつ発売されていたはず。北大路にある街のレコード屋さんで毎月予約購入していた。カセット本体、特典のポスターは、今でも手元にある。ただ実を言うと、当時、そのジャケットを誰が書いているのかは知らなかった。

これが開田裕治か! と刮目したのは、やはり、レーザーディスクのジャケットだろう。エモーションから発売された「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」のLDは、当時としては宝物。さらにジャケットの素晴らしさに圧倒された。時代は移り、ウルトラシリーズのLDは無用の長物(ちょっと言い過ぎ?)と化してしまったが、ジャケットだけは、いまだにとってあったりする。

開田裕治さんは画業40年。私がキングレコードのシリーズを買いあさっていたのが35年ほど前。一方的ではあるが、長い付き合いなのであります。

開田裕治さん、いつも素晴らしい怪獣をありがとうございます。40周年おめでとうございます。これからも素晴らしい怪獣たちを!

 

 

prtimes.jp

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