- 「相棒 オフィシャルガイドブック」(TVnavi特別編集 FUSOSHA MOOK)が発売となった。少し前に出た「刑事マガジン」と少しかぶる部分もあるのだけれど、片桐竜次や中園照生のインタビュー、志水正義/久保田龍吉の堂々としたインタビュー、相棒キーワード事典、エピソードガイドなど充実の内容。買って損なし、断じて読むべし。
- しかし、恐れていたことが事実になってしまった。「相棒3」の第七話が欠番になっていたのだ。放送を自粛するだけで、ムックやDVDへの収録はあるだろうと期待していただけに無念。というか沸き立つ怒りがおさまらない。第7話はいま振り返っても傑作であり、「相棒」らしさが全面に出たエピソード。「相棒3」は良くも悪くも「相棒独自のカラー」が突出したシーズンで、ちょっと納得のいかない部分もある反面、第11話のように最高傑作も産まれた。あらゆる意味で一つの大きな流れを作り上げた重要なエピソードであり、「相棒」を語るうえでははずせない作品である。「相棒3」の第11話は最高傑作と言われるが、その所以を語るには、「相棒2」の第1話、「相棒3」の第7話、「相棒4」の第11話の視聴が絶対であると確信する。その貴重な第7話を欠番にするとは、アホだバカだ恥知らずだ。これがなぜ欠番になったのかは詳述しないけれど、ねじまがった役人根性の産物とだけ言っておこう。
- ちなみに、「相棒3」第7話はこんな内容。
「相棒3」
第7話
タツミ総合開発の元常務が刺殺された。現場には中身も表紙も白紙の本が。手口、遺留品共に、少し前に起きた元事務次官殺しと同じである。連続殺人事件として捜査を始めた警視庁。この事件を知った杉下たちは独自の捜査を進める。杉下は被害者二人が同じ図書館の貸し出しカードを持っていた点に注目する。図書館、司書、自分史と道具立てのセンスが抜群。素直に見ている人たちには、意外な犯人だろう。わざと怪しい人物をそこかしこに出しているあたりがにくい。
- 本放送を録画したDVDを見つけて、後日、内容を詳述の予定。「欠番決定」には断固、逆らうべし。