- さすが手術前日となるとドキドキである。
- 入院時は慌てていたため、本や落語のテープをよく吟味しなかった。
- 気を落ち着けようと手近の本を取り開く。筒井康隆の自選短編集ドタバタ編だった。面白おかしく読んでいたが、「問題外科」という短編が出てきた。やられた。
- 米朝師匠の落語に逃避しようと聴きはじめた。「犬の目」という噺だった。人の目と犬の目を入れ替えるという医療SF落語である。米朝師匠はマクラの中でいろいろな医者について語っていた。外科のくだりはこたえた。
読書
「自選短編集ドタバタ編1」新潮文庫版(筒井康隆)