- 小田原H氏と「ネメシス」を見にいった。「スタートレック・ネメシス」であるべきなのだが、宣伝ではいじましいまでに「スタートレック」の文字を隠していた。その効果があったのかどうか、私には判らない。
- スタートレックの映画にはジンクスがあり、「偶数は傑作、奇数は駄作」。今回は10作目。つまり傑作である可能性が高い。9作目のへろへろぶりが凄まじかったので、心配していたのだが……。ジンクス健在。傑作ですよこれは。映画としてはもちろん、トレッキーとして喜べるポイントがしっかりおさえられている。
- トレッキーがキャラ萌えできるシーンを冒頭の数分にすべて叩き込み、その余韻でもって、すさまじいばかりの宇宙戦を見せてくれる。スタートレックにおける歴代艦長(船長)のカタルシスは、「思いもよらない大胆な作戦で、敵を粉砕する」ことにあるわけで、今回は「スタートレック2 カーンの逆襲」以来の名指揮官ぶりを披露してくれる。
- 試写会の映像などを事前に見る機会があったのだが、会場から出てきたファンが号泣している。その理由が判りました。
- あらゆる意味で、「ネメシス」は「カーンの逆襲」を目指したのだと納得。
読書
「暗いところで待ち合わせ」(乙一)。