怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

スタートレックとネメシス

  • 小田原H氏と「ネメシス」を見にいった。「スタートレック・ネメシス」であるべきなのだが、宣伝ではいじましいまでに「スタートレック」の文字を隠していた。その効果があったのかどうか、私には判らない。
  • スタートレックの映画にはジンクスがあり、「偶数は傑作、奇数は駄作」。今回は10作目。つまり傑作である可能性が高い。9作目のへろへろぶりが凄まじかったので、心配していたのだが……。ジンクス健在。傑作ですよこれは。映画としてはもちろん、トレッキーとして喜べるポイントがしっかりおさえられている。
  • トレッキーがキャラ萌えできるシーンを冒頭の数分にすべて叩き込み、その余韻でもって、すさまじいばかりの宇宙戦を見せてくれる。スタートレックにおける歴代艦長(船長)のカタルシスは、「思いもよらない大胆な作戦で、敵を粉砕する」ことにあるわけで、今回は「スタートレック2 カーンの逆襲」以来の名指揮官ぶりを披露してくれる。
  • 試写会の映像などを事前に見る機会があったのだが、会場から出てきたファンが号泣している。その理由が判りました。
  • あらゆる意味で、「ネメシス」は「カーンの逆襲」を目指したのだと納得。

読書
「暗いところで待ち合わせ」(乙一)。