- 小田原H氏来訪。昨年末からの約束だったのだが、仕事ができたりして、延び延びになっていた。H氏もいろいろ大変なようで同情する。あと2年ほど辛抱すれば大丈夫よ。
- 夜、H氏と「ミスティックリバー」を観る。これが驚き。恐るべき傑作。クリントイーストウッド命の私が観ても、最高傑作と呼びたくなる。好みもあるが、「許されざる者」を超えたと感じる人もいるだろう。淡々とした中に素晴らしいカットが続出。あらゆるものを削ぎ落とし、シンプルかつシャープにまとめあげている。日の光、静かに流れる音楽、何気ないものが、実はすべて計算されている。ちなみに、ゴールデングローブ賞で助演男優賞をとったのは、本作に出演していたティム・ロビンスである。渡辺謙は落ちたのだ。落ちた人のことばかり放送して、誰がとったのかを一言も言わない報道ってどうよ？ ティム・ロビンスの演技はただひたすらに凄かった。
- 本作はアカデミー賞、作品、監督、主演、助演にノミネートされている。
- ……というようなことを、ココアを飲みながら喋り、解散。遠いところをご苦労様、H氏。
