怪獣万歳!

muho2’s diary

小説を書いて暮らしている大倉崇裕です。怪獣が3度の飯より好きです。政治的な発言は控えていましたが、保険証廃止の動きで頭が沸騰し、しばらく叫き続けていきます。自分自身大病もしたし、12年間親の介護もしました。その経験からも、保険証は廃止しちゃダメ。絶対!

ハード・トゥ・キルとB級インチキアクション映画

  • 新聞の番組欄を見ると、金曜ロードショーはスティーブン・セガール先生の「ハード・トゥ・キル」である。その内容紹介がいかしてる。「武道の達人鉄拳さく裂!! 美人看護士との熱愛」。これを読んで、この映画を見ようと思ったヤツは大分にアホだぞ。私は喜んで見たけど。
  • 80年代中期から後期にかけて、肉体派アクションスターによるインチキB級アクション映画がいっぱい作られた。B級アクション映画ファンにとってはたまらない時代であった。シルベスタ・スタローンなら「コブラ」、シュワルツネッガーなら「ゴリラ」である。ドルフ・ラングレン、スティーブン・セガール、ジャン・クロード・バンダムたちの活躍がなつかしい。ドルフ・ラングレンの最高傑作は「レッドスコルピオン」などではなく、脳みそを吸い取るエイリアンと生身で渡り合う「ダークエンジェル」。セガールの最高傑作はすべてが最高傑作なので言及できない。バンダムの最高傑作はアイスホッケーの競技場を占拠したテロリストと単身戦う「サドンデス」。その他、ウェズリー・スナイプスの最高傑作は「ブレイド」ではなく「パッセンジャー57」。今は亡きブランドン・リーの最高傑作は「ラピッドファイヤー」ではなくドルフ・ラングレン共演「リトル東京殺人課」である。
  • 「マトリクス」がすべてを変えてしまったアクション映画。シュワルツネッガーにつづく肉体派A級アクションスターはついに現われなかった……。